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私の好きなもの・・・(岡崎市・幸設計建築)
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フランクロイドライト(落水荘)
私が建築の世界に入ったのは単純なきっかけからです。
その時代女性は結婚したら退社するという風潮があり、ずっと仕事を続けたいという考えだった私は製造業界を脱出して建築業界に転職しました。
初めての建築という世界の知識は全くなく、柱という言葉は知っていたにしろ、基礎と土台の違いさえ分からない状態でのスタートでした。
そのときお世話になった会社の社長が何か資格をとったらどうか?と提案してくれて、それでは建築士の資格をとりたいなぁという、そんな程度でさっそく資格をとるための学校に通わせてもらえることになりました。
その時の建築史の授業のビデオで巨匠の作品を紹介するものがあり、初めてフランクロイドライトという人を知りました。
日本では遠足で行ったことのある明治村の中にある帝国ホテルを設計した人だということを知りました。
遠足で行ったときに建築を知らないなりにも、他とは違う迫力が印象に残っている建物だったので何となく覚えていたのです。
ライトの作品はアメリカに多くありますが、その代表作である落水荘という名の住宅の授業は私にとって衝撃的でした。
それまで住宅というのは日本のハウスメーカーさんの家のイメージでしたし、またはコンクリートでできたマンションのようなものだったのですが、建築家が設計する住宅とは、こんなすごいものなんだ!!と雷に打たれた状態になりました。
建築士の学科の試験が終わり製図の勉強に入ったときに講師にきていた建築家の先生がライトのファンで落水荘を見に行ったときの感動を語っていて、私にとって建築の原点となった建物を絶対に見てみたい!と思い、ついにその夢をかなえました。






アメリカのペンシルバニア州のピッツバーグ郊外にある落水荘。
レンタカーで走り続けてやっと到着した森の中を進むと、突然この視界が目にとびこんできます。
自然のままの滝の上に山のように覆いかぶさる建物の迫力に言葉がありません。
一歩ずつ建物に近づくたびに感動が高まります。






あくまでも水平ラインにこだわった面の重なりの美しさと究極の軒の薄さはライトのゆずれない信念を感じさせます。
そのためバルコニーの手すりの高さはとても低く子供ではちょっと危ない感じですが、そこまでして機能や安全性よりも美しさを追求してしまうのは巨匠だからできることなのかな?と少しうらやましくなってしまいます。







滝の上に浮いている形をとるために片持ち梁で信じられないほど大きなベランダを支えています。あまりに大胆な構造はすこし無理があるようで補強工事がおこなわれていました。それにしても、やりきってしまうすごさには感心させられっぱなしです。





室内で特徴的なのは天井の低さです。とくに廊下部分の天井はアメリカ人で背の高い人は天井に届いてしまいそうなほどです。しかしその先にある部屋は暗くて低い廊下の空間のおかげでより広く感じることができます。ちょうど日本の茶室の天井の低さを心地悪いと思う人がいないように・・・・。






もうひとつすごいのは、ゲストハウスに行くための渡り廊下の屋根です。やはり片方しかない柱が約2.4メーターの巾の屋根を支えている軽やかさは、どんなことをしてでも美しさを追求したいという執念を感じました。でもその効果はだれもが納得してしまいますね。







私に建築の仕事は人に感動を与えることができる仕事だということやすばらしい建物はずっと大切にしてもらえるということなど、仕事の原点となる考え方をおしえてくれたライトの作品は本当にすばらしいものでした。
たった1枚の写真を見て感動した落水荘。
写真でみても感動しましたが、現実の天井の高さや空間の広がり感、手すりの高さなど建築は体験するのが一番だと思いました。
この体験を通じて、以降いいなぁと感じる建物はどこにでも見に行こう!!という行動力が生まれることになりました。
みなさんもとりあえず近場の明治村へぜひ行ってライトを体験してみてください。






落水荘 1998.8 旅行
| 好きな建物 | 09:52 | comments(2) | trackbacks(0) |
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落水荘に行ったのですね!!
わーー!
行ってみたーい!

デザインには無頓着な私でさえ
時代を問わず印象的な建築物は
いつまでもその時の想い出とともに
心に残り続けています

そして風化さえも重厚という名に姿を変えていき
その度に、人を感動させちゃうものなのですね
| みゆ | 2006/10/28 2:49 PM |
みゆさんコメントありがとうございます。
そうなんです。行ってきました。
あれは10年前----。ですが。

本当にそうですね。
思い入れて作られたパワーのある建物は人の心に訴えかける精神性までそなえているものなんですね。
(追加金額のことで施主とはかなりもめたようですが・・(笑))
| 奥野幸子 | 2006/10/28 11:12 PM |









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